
腹部CT
心臓病を誘発する要因として、内蔵脂肪によるものが挙げられます。
病院で受ける心臓ドックでは、こうした心臓につく脂肪に関してのことも調べることができるのです。
心臓ドックでは、心臓以外の腹部のCTスキャンを行うことで、内臓脂肪の測定を行えます。
経常的に行うことで、心臓や他の臓器がどれほど脂肪をつけているかを観察し、その変化を知ることが出来るのです。
心臓に脂肪が付いてしまうと、動脈硬化などのリスクを大きく高める事となります。
こうした脂肪の付き具合を調べることで、食習慣を改善するなどの対策を取ることが出来るでしょう。
また、心臓自体に脂肪が付着してしまうと、非常に厄介な事となります。
心臓の脂肪に対し、体内の免疫機構を司るマクロファージが攻撃をしてしまうのです。
マクロファージによる攻撃によって、心臓周辺の血管が破壊されることもあります。
破壊される血管はたちどころに修復されますが、修復時に大きな血栓が出来る事もあるため、心筋梗塞を引き起こすものとなる場合があるのです。